最難関国家資格
こんにちは、ヘルサポの嶋田です!
何を隠そう!なんと私は柔道整復師です!!!!しかも柔道整復師を養成する教員免許までもってます!(しってるよ!なんだよ今更!)
そして、つい先日、柔道整復師の国家試験の合格発表がありました!!!!
2023年の全国の合格率はなんと!49.6%!! (低く!!!)
ちなみに今年の医師国家試験が91.6%、看護師が90.8%、理学療法士が87.4%となっています。
(えっ⁉医師国家試験よりも低いの???)
はい!!!医療系国家資格の中でダントツで最難関です!!!笑
(柔道整復師ってそんなに凄いの???)
はい!!!!柔道整復師は骨折や脱臼の応急処置と捻挫と打撲の施術ができます!!!!
(えっ⁉それだけ・・・・・・?)
はい!!!!!それだけです!!!!ちなみに柔道整復師が保険診療で肩こりや慢性腰痛の施術をするのは不正行為です!!!!このあたりはこちらを御覧ください⇓⇓⇓

(どう考えても、医師や看護師の国家試験の方が難しいような気がするのですが・・・・)
はい!!当然、医師国家試験の方が数倍難しいです!!!いや数十倍難しいです!!!!これは断言できます!!!!!他の医療系資格も柔道整復師と同等かそれ以上です!!!
(じゃぁ、なんでそんなに合格率が低いんだよ!!)
はい、今日はそのあたりをご説明いたします!!!(早く言え!笑)
合格率が低い理由
まず質問です!!(なんだよ、めんどくせぇな!笑)
医学部に入学するのは簡単でしょうか?
(難しいに決まってるだろ!!勉強を相当頑張らないと入学できねぇわ!)
はい、そうですね!!
しかし!!
柔道整復師の学校は誰でも入学できます!!学校側は高校卒業という最低条件さえクリアしていれば誰でも受け入れます!!このあたりはこちらをご参考ください⇓⇓⇓

先ずは、入学時点で選別されいるか、されていないかの差が生じているわけですね。
(そもそも学生の学力に差があるってことか・・・)
はい。そうですね。
医者は柔道整復師の仕事内容も当然できますので。医師の方が勉強する内容も範囲も時間も、とてもハードです。日本の医療を担っていくわけですからね。医学生達は必死に勉強や実習を繰り返して医師を目指します!!ですから医師にとっては国家試験は一つの通過点ですね。
それに比べると柔道整復師は明らかに違います。入学の時点でそもそも選別されていませんから、勉強が苦手で特に医学と関連が深い生物学や化学が大嫌いでも入学できます。
(えっ⁉ダメじゃん)
はい、ですから入学した時点で他の医療系資格よりも学力に差があるのです。
しかし、国家資格にはそのような私情は考慮されません。国が身分を保証するわけですから、ある一定の水準は保ちます。ですから試験問題は医学的に必要な最低限のことは問われるわけです。
当然ですが・・・・
(そりゃ、そうだろ!!一定以上のレベルがないと安心して身体を診てもらうことなんてできないよ・・・・・・・あっ!!そうか!)
そうです!!
だから柔道整復師だけ突出して合格率が低いのです。
これは全て学校側の責任です。
医療を志すのに必要な最低限の学力や資質を学校側は無視して学費や入学金欲しさに、どんどん学生を受け入れているのです。
さらに・・・・(まだなんかあるのか?)
闇
じつは、2022年の秋頃に柔道整復師業界に激震が走りました。。。。。
(何があったの????興味ある!笑)
それは、国家試験問題が事前に漏洩していたことが発覚したのです。。。。
(えっ!!!大問題じゃん!!!)
はい。大問題です。。。。その影響もあり、今年は特別合格率が低くなったと言われています。
いまから、驚愕の闇を話します。。。。。
(なんか、きな臭くなってきたぞ。。。。笑)
実は、2022年までは柔道整復師の合格率は60%代を維持してきました。特に新卒と言われる現役学生の合格率は70〜80%代でした。まぁ、それでも他の医療系資格よりも低いですが。。。。笑
それが、今年、急激に合格率が49.6%(新卒65.4%)に激減したのです。
(急に問題が難しくなったってこと???)
はい、一部の人たちはそのような事を言っております。しかし、長年教員としてずっと国家試験問題と向き合ってきた私から言えることは決して難しい問題ではなかったということです。。。。悪くても例年とさほど変わらない難易度かと。。。。。
(えっ⁉どういうこと?)
じつは、国家試験問題漏洩事件で報道機関等に取り上げられた専門学校が4校ほどありました。どこの学校も国家試験の合格率は非常に高い学校です。うち一校は伝統的に常に全国平均を上回ることで有名な学校でした。
その、4校の昨年(2022年)の合格率をご紹介します(新卒)。
A校【98.5%】B校【92.3%】C校【83.9%】D校【97.3%】です。
(高い!!)
はい、昨年の新卒の合格率が81%(新卒、既卒合計は62.9%)ですから4校とも全国平均を上回っておりました。
しかし、今年(2023年)は
A校【66.9%】B校【40%】C校【60%】D校【54.8%】
(えっ⁉激減じゃん!しかも3校は新卒の全国平均より下回ってるよ・・・・)
はい、昨年は全国平均を大きく上回っていて、今年は下回る。。。。。。。おかしいですよね。
もし、試験問題が単純に難しかったとしても例年合格率が高かったわけですから、せめて全国平均は上回っていても不思議ではないですよね。3校は下回り、1校は辛うじて少し上ですからね。。。。
ちなみに昨年の漏洩事件では試験のやり直しや合格者の取り消しなどの処分は一切ありませんでした。問題を漏洩した犯人は有罪になっておりますが、学校側の処分もありませんでした。。。。。。
(えっ????明らかに影響してんじゃん!!!!!それで、なんの処分もないの????)
はい、学校側や受験生に対して、なんの処分もありませんでした。
もちろん、この4校の学生達は自分たちが漏洩したために有利な状態で試験を受けたことは知らなったと思いますが。。。。明らかに平等性は欠いていたと思われます。
もし、この4校(それ以外の学校でも怪しい学校はありますが。。。。)が例年通りの高い合格率を出していたら今年の合格率はもう少し高くても不思議ではなかったと思います。
(闇深い。。。。。。。。。)
最後に
柔道整復師業界は現在、保険の不正請求などの多くの問題を抱えている業界です。(そのあたりは過去のブログを御覧ください。)
そして今度は教育機関でも不正が。。。。。。
学校でも不正があり、現場でも不正がある。。。。。。。。
そんな業界、この世に必要でしょうか???????
私はいらないと思います。
今年の国家試験に不合格になった方はもしかしたら救われたかもしれません。
柔道整復師になって犯罪者行為をしないですむわけですから。
下手に柔道整復師なって苦しむよりはマシかもしれませんね。落ちた人に対しては慰めにもならないかもしれませんが、私は真剣にそう思っています。
私はこの業界に入って【犯罪者】を育成することにだいぶ精神を病みました。。。。。。。。


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