違和感
こんにちは、ヘルサポの嶋田です。
今回は整骨院や接骨院、整体などの業界(健康産業)について、私がこの業界に入ってからずっと抱いている違和感についてお話します。
私のように長い間、健康産業で働いていると必ず施術方法や施術器具などに流行というのが発生します。古くはスパイラルテープやチタンテープなどから始まり、最近では産後骨盤矯正やマッサージガン、筋膜リリース、美容鍼灸などがあります。私が扱っているEMSトレーニングも流行といえば流行です。中にはエビデンスがしっかりとしていないもの多くあるように感じています。
流行
健康方法や器具に流行りがあるのはいいのですが、必ずその流行りの末路は決まっているように感じます。
一部の流行を引っ張てきた人たちが、セミナーや勉強会と称してノウハウや器具を同業者に有料で販売して、ある程度流行りが広まったところで自然と流行が終了する。
そんなことをこの業界はここ数十年ずっと繰り返してきたように感じます。
コンサルティング
新しい健康法が生まれては消えていく。
そして最近はその傾向が変わってきたように思います。あまりにも業界内の競争が厳しくなってきたため、メーカーや問屋、院がどこも同じようなサービスを提供するようになり商品や機器の流行りでは稼げなくなってきたのです。
そこで、差別化のために目をつけられたものが、ブランディング方法などのいわゆる情報商材です。
経営方針そのものを情報商材として販売する方法で荒稼ぎする個人や企業が目立ちはじめたのです。
このブログをお読みになっている業界関係者の方ならよく見かけるのではないでしょうか?経営方法や営業方法、接客方法などのコンサルティングや自身や自身の院のブランディング方法などを販売している方達です。
正直、ここまで健康産業に特化したコンサルティング業者やブランディング業者が増えてくると本当に効果があるのか疑いの目でしか見ることができなくなります。
終わりの始まり
今、我々の業界は俗に言われる「勝ち組」という人たちが「負け組」の人たちに対してコンサルティングやブランディングと称してお金を吸い取るシステムが確立しています。
しかしこの方法はいずれ破綻します。
理由はいくつかありますが、この方法は業界内で共食い状態になってしまうことが一番の理由です。
また接骨院(整骨院)の場合は日本の保険システム(国民皆保険制度)の趣旨から完全にズレてしまっているため業界内で行き過ぎた競争が行われると、行政機関から強制的に抑制されます。
このように情報商材が横行している現状が続けばいずれこの業界は崩壊します。
健康産業の倫理
正直なところ、ここまで業界内の競争が激しくなってきたのであれば、自身のブランディング方法や経営方法は人に教えたくないと考えるのが普通ではないかと思います。
それを「業界のため」という大義名分で『有料』で他者に提供するのは明らかに矛盾しています。
最近では業際最大手の接骨院グループ主催のコンサルティング系のセミナー広告をみました。順調にみえるグループ院ですら現場での限界を感じて情報商材ビジネスに手を出しているのがこの業界の現状です。
利益を追求するための手段としてコンサルティング等をするのはビジネスとしては正しい方法であると思います。しかしあまりにも露骨な方法で、しかも人の健康を取り扱う産業では嫌悪感を抱かずにはいられません。特に、保険を取り扱う企業の場合は大前提として医療倫理が問われます。
ヘルサポでも
私自身もヘルサポで自身の知識、技術を切り売りしています。しかしこれは業界のためというわけではなく純粋にセラピストとして約に立つ知識、技術を同業者に提供しています。
私の知識、技術をどう活かすかはあなた次第!!!(笑)
また私の場合はブランディング方法などの情報商材ではなく、純粋に整体技術や科学的なトレーニング知識になりますので安心してご購入ください!!笑
将来のために
この業界はもう少し、金銭を払って商品やサービスを受け取る利用者や患者のことを考えるべきです。
回数券を売るテクニックやリピーターを増やすテクニックは本当に国民の健康に役立っているのでしょうか?そのテクニックは自分の利益を追求する手段ではありませんか?
嗜好品や贅沢品を販売するのであれば必要なテクニックなのかもしれませんが、健康について困っている人に行うテクニックではないように思えます。
健康産業従事者は利用者や患者の立場になって真摯に向き合うべきなのではと考えてしまいます。健康産業の5年後や10年後またはその先のことを本当に考えているのであれば。。。。。。
お知らせ
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