専門学校の闇【国家試験編】

専門学校ってどんなとこ

受験資格

こんにちは、ヘルサポの嶋田です。

皆さん、反響が大きい「専門学校の闇」シリーズ!!(笑)。

※このブログは柔道整復師の養成学校についてのブログになります。

今回は確信にせまります(笑)。

テーマは

国家試験の受験資格についてです。問い合わせが非常に多かったのでお答えします!!

条件

 柔道整復師の国家試験に受験するためには国が認めた養成学校を卒業することが要件として法律に記載されています。しかし例外として柔道整復の養成学校に通う最高学年生(通常3年生)だけは卒業前に一度だけ受験が許されています。俗に言う卒業見込みという状態での受験です。

学校の裁量

 ではどうすれば卒業見込みがもらえるのか、それは完全学校の裁量できまります。学校が卒業見込みを与えるよって言えばそれでOKです。国家試験に受験できます。明確な基準はないのです。

 法的には卒業見込みの条件として、国家試験の願書を出願する時期まで(通常は最終学年の前期まで)に必要な単位を取得していれば卒業見込みは与えられます。分かりやすく言うと、最終学年に進級して前期までに留年が決定していなければ、例外なく全員国家試験を受けることができるのです。
 前期までの単位を未修得でも学校側が卒業までに単位を取得できると判断すれば、卒業見込みはもらえます。その基準は完全に学校の裁量できまります。

足切り

 しかし国家試験の合格率をコントロールしたい学校はこの卒業見込みの条件を複雑化して通常の授業単位とは別に卒業認定試験特別試験などを設けて国家試験に合格しそうな学生だけに卒業見込みを与えている学校が非常に多いです(俗に言う『足切り』です)。学校側が都合のいいようにコントロールして合格率を上げて学校の評判を上げようとしているのです。これは完全に学生の利益を無視した行為です。学生は3年間という時間と数百万というお金を投資しているので学校が合格率をコントロールしようとする行為は詐欺行為等の犯罪になる可能性もあります。学生は国家試験を受験することを条件に入学しているのですから。。。
 行政機関でもこのことは把握していて卒業見込みの基準を明確化にして学生に伝えるように各学校に指導はしていますが、学校は閉鎖的ですから学校側の都合に合わせて学生に説明しているところがほとんどです。

対処法

 勉強をせずに成績が不良で学校を休みがちの方は卒業見込みがもらえなくても仕方がないですが、3年生の前期までの単位をしっかりと取得していて学校も休まず通っていれば問題なく卒業見込みが与えられます。与えられなければ違法です。もし条件を満たしていて卒業見込みがもらえていないのであれば学校がルール違反の違法行為をしていると考えても差し支えありません。
 ※「卒業見込み」とは卒業までに全ての単位を取得できる見込み状態のことです。通常、国家試験の願書は12月〜1月に記入しますので最終学年の前期までの単位を全て取っていれば、卒業見込み状態となります。

 卒業見込みの条件を違法スレスレ(あるいは完全に違法状態)で学校が好きに決めている事例が非常に多いです。しかし学校も何もかも自由にできるわけではありません。卒業見込みの条件は学則や細則に明記しなければならないのです。みなさんの学校の学則や細則をしっかりと読んでその条件を確認してください。学則や細則に書かれていないことは基本的にすべて無効になります。そのことを覚えておきましょう。学則や細則は学生の手元に配布しなければならないことも決められていますので、どこにあるかわからない、無くされたという方は学校から再度もらってください。学校側は学則を学生に周知する義務がありますので、渡さないのは違法です。学則を熟読して自分が卒業見込みがもらえるのかしっかり確認して不明瞭な部分があれば学校に問い合わせて明確化して下さい。そして余りにも理不尽あるいは法令違反していると思わる文章の場合は、各専門学校の住所のある都道府県庁の担当部署に相談に行ってください。しっかりと相談にのってくれるはずです。担当部署は各専門学校を監督する義務があるからです。

国家試験の意味

 ちなみに、国の基準では国家試験の受験に学校の成績についは一切触れていません。国は受験するために必要な授業時間をしっかりと確保し、学生がその時間を休まずに授業を受けていれば受験は可能としています。これはそもそも、資格を得るための知識が備わっているかは、国の基準で判断するためです。国家試験がそれにあたるのですね。ですから卒業認定試験などで学校側が国家試験を受けるために必要な知識があるのかを判断するのは間違っています。国家試験があるわけですから。。。。。そもそも勉強していなければそこで落とされますからね。なにも学校が判断しなくてもいい訳です。
 学校はあくまで国家試験を受験するために必要な知識、技術を提供する場で免許を与える機関ではありません。

 ※国家試験の受験資格の要件には「柔道整復師となるのに必要な知識及び技能を修得したもの」とありこれを理由に『足切り』を行こなう学校もあるますが、そもそも最終学年の前期までの単位をとっていれば「知識と技能」は修得済みと判断されます。

今回は卒業見込みについてお答えしました。また何か聞きたいことがあればどんどんお問い合わせください。

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