専門学校の闇【教員編】柔道整復師なんてやめとけ! 国家試験合格率が過去最低だった要因の一つはこれです!!

専門学校ってどんなとこ

教員になるには

こんにちは、ヘルサポの嶋田です。

 今回は、お問い合わせが多かった、教員の先生についてのお話です。

 ※このブログの学校・教員は柔道整復養成学校のことを指します。

 柔道整復師の養成学校の教員になるためには数年間の実務経験と試験、試験に合格後約半年間の教員研修、そして教員試験に合格する必要があります。最近はまた少しルールが変わったようですが大きくはこんな感じです。

 教員試験に合格すると、晴れて教員として人生をスタートするわけです。

 我々はこの資格を「専科教員」なんて呼んでいます(柔道整復の専門教員という意味ですね)。

教員のお仕事

 専科教員の主な担当科目は骨折、脱臼、打撲、捻挫(いわゆる急性外傷)について教えることです。

 しかし、、、、ここに大きな問題があるのです。

 現在の教員を大きく分類すると柔道整復師として

  ●30年以上キャリアのあるベテラン先生
  ●20年以上キャリアのある中堅先生
  ●数年~20年程度の若手の先生

 と分けることが可能です。

 ここにどんな問題があるかというと、私のような中堅クラスの教員でさえ教科書に載っている骨折等の半分程度しか実際に施術した経験がないのです。

 残りの半分は見たことある、あるいは全く見たこともない、、、って症例です。

 それは何故か。。。接骨院や整骨院に骨折や脱臼の患者さんが来ないからです。

 ほとんどが慢性的な肩こり、腰痛ですから。教科書には肩こり、腰痛の記述はありませんから。

 ベテランの先生であれば、まだ目にした骨折等や実際に治療した骨折等は多いと思います。20~30年前は整形外科がまだ少なく怪我をして接骨院を利用する人が多かったからです。それでもひと昔前の施術法なので、ちょっと知識としては古くなっている可能性もありますが。。。。

 そして、若手の先生となると整形外科勤務の経験があればまだ目にした骨折等は多いと思いますが、柔道整復師として1から骨折や脱臼の施術に向き合っている方は本当に少ないのでは、と思います。若手の先生は教科書に載っている骨折や脱臼の3分の1程度を見たことあれば十分によい方ではと思います。(見たことあるだけですよ。施術したことがあるのではなく。。。。。。)

 教員は学生に知識を教えるわけですから、最低でも教科書に載っている様々な骨折等に対して各数十回程度の施術経験は絶対に必要です。

 1回見たとか、1回治した程度では教える資格はありませんよね。

 でも実際はそんな教員が半分以上を占めていると私の感覚では感じています。特に若い先生は本当に経験が足りません。足りないというか、経験したくてもできないってのが本当のところだと思います。

若手の先生は超危険!!

 今の若い先生は国家試験対策は上手な先生が多いです。

 どうすればこの問題が解けるのか、どうすれば、難しい箇所を暗記することができるのか、問題の傾向と対策に対しては若い先生方は本当によく研究していて教えるのも上手です。

 しかし

 本質からは完全にズレてしまっているのもまた事実です。

 現場に出てから必要な知識、技術が教えられていないからです。

 そうなると国家試験には合格しても、その後の人生の保証がない状態にってしまいます。意味のない知識を得たのと同じ状態ですからね。

 若手の先生方も一生懸命教えてはいますが、圧倒的に現場での経験不足の先生が多いのとうのが私の見解です。ですからせっかく教えていることも、どうすれば現場で応用できるのかを先生方も分からないのです。

 これでは学生がかわいそうになってしまします。。

 ちなみに今年の国家試験(第31回柔道整復師国家試験)ですが、問題のレベルは簡単なものでした。しかし実際の合格率は過去最低。。。。。

 問題の傾向としては専門科目である柔道整復学は臨床的に基本的または大切な問題が多かったと思います。


 合格率が低かった要因の一つに若手の先生が傾向と対策ばかりに目を向けて最も大切な専門科目(柔道整復学)の教育を疎かにしていたからかもしれませんね(あるいは柔道整復学を教えられない)。

理想の教育

 私の理想は学校で学んでいる知識、技術をどうすれば今の時代にその応用ができるのかってことです。

 接骨院で待っていても来ない骨折や脱臼を追い求めるのではなく、その知識、技術をどうすれば応用できのか。。。

 私の場合はスポーツ科学や整体にその知識、技術を応用しています。

 そして教員時代からそのことをずーーーーーーーーーっと考え、行動してきました。

 今の時代に必要なもの、『それは何か』ってことですね。

 『賞賛し追随すべきものは「古いもの」でも「新しいもの」でも「伝統」でもない。常に「真理」だけである』

 私が大好きな言葉です。誰の名言かはお調べ下さい(笑)。歴史上有名な医師の言葉です(笑)

 偉そうにすいません。

お知らせ

ヘルサポではハンモック整体、パーソナルトレーニングのスクールを開校しております。ハンモック整体の技術を学びたい、トレーニング理論を学びたい方はヘルサポまでお問い合わせください!【このブログサイトのお問い合わせ欄よりご連絡ください】

さらにヘルサポでは【下腹ぺたんこ実行委員会】の認定を受けて下腹ぺたんこマスタートレーナーとして活動中です。下腹ぺたんこトレーナーになりたい方も上記と同様にご連絡ください!!現在、講習料を特別価格でご案内中です!!!

その他、カイロプラティックのセミナーも開催予定です!!興味があれば同様にご連絡ください!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました