柔道整復師は何の専門家??

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SNSは評論家の集まり?

こんにちは、ヘルサポの嶋田です。

もうに11月になりますね。今年も残すところあと2ヶ月、1年が過ぎるのって本当に早いですね。

 そういえば最近、コロナに関する意見が少なくなってきたなと感じます。昨年までは、コロナについて様々な方がSNSなどを通して、「コロナは危険だ」とか「コロナは大した事ない」「ワクチンは危険だ」などの意見が多数見受けられました。それも他人を脅すような言い方や自分の意見を信じない人は愚かだと言わんばかりに・・・・・・・

 でも・・・

 冷静に考えたらウイルス学の専門家でも感染症の専門医でもない人達が、コロナのことで意見するってどうなんだろうと思います。もちろん意見するのは自由だし、皆さんそれなりのお考えがあって言っていると思うのですが。。。。

 先日、ヘルサポのお客様とお話している時に、お客様がこんな事を言いました。

『柔道整復師さんや整体師さん、鍼灸師さんがコロナのことでいろいろと言うけど、ウイルス学の専門家の人たちに整骨院経営や施術のことでいろいろネガティブなこと言われたら、「お前に何がわかる」とか「なにも知らないくせに」ってたぶん怒るよね』 と言っておられました。

 まさしくその通りだと私も思いました。

 最近は誰でも気軽に自分の意見をSNSを通して全世界の人々に伝えることが可能になりました。それ自体は良い面も多くあると思います。しかし中には悪意を持って誤った情報を伝える方や正しい認識を持たずに思い込みで情報を伝える方も多いように感じます。

 私自身もSNSで情報を発信していますが、自分の專門分野について中心に発信するようにしています。また発信する前には必ず、一度調べてから情報を発信しています。それは專門知識であっても勘違して覚えていることや情報が古かったりする場合があるからです。そのため情報をブラッシュアップしてから発信するように心がけています。
 それでも細かな誤りが見つかったりしますが。。。(笑)人間の記憶力というのは実に曖昧なものであるといつも痛感しています。。。笑
 私は專門教員時代から常に情報のブラッシュアップに努めていました。過去何年も同じ項目について教えていたとしても授業前には必ず教科書を読み直し新しい情報がないか調べ、自分の知識に誤りが無いか確認してから授業に臨んでいました。
 人間の記憶は思い込みや心理的影響を受けていると言われています。だからこそ私自身は自分の記憶を過剰に信じることはしないで、事あるごとに調べ直すようにしています。

 最近のSNSを見ていると私の專門と同じジャンルである整体や接骨、トレーニングやダイエットについて本当に嘘の情報が蔓延していると痛感しています。中には情報の発信者自身が自身の誤りや知識不足、勘違いに気がついていないのではと思うことも多々あります。

柔道整復師は何の専門家?

私は接骨院(整骨院)で働く国家資格【柔道整復師】の資格を持っています。

柔道整復師は骨折、脱臼、打撲、捻挫、筋挫傷という怪我(急性外傷)の専門家です。それ以上でもそれ以下でもありません。

 柔道整復師は急性外傷以外の知識に関しては専門性は有していませんが最近のSNSを見ていると柔道整復師と名乗る方が慢性的な肩こりや腰痛、産後の骨盤や姿勢等についてまるで専門家のような口調で言いたいことを言っている動画をよく見かけます。一般常識的な話をしているだけなら問題ないのですが、明らかに専門家と偽り情報発信をしていることに違和感を覚えることが多々あります。

 柔道整復師の方が本来の專門性以外の事柄について情報発信をする場合はせめて、どのような立場から情報を発信しているのか明確に伝えるべきです。
 【柔道整復師以外にも資格を有しているのか。柔道整復以外の専門性をどこでどのように学んだのか。その事を明確に伝えた上で情報を発信することが情報発信者の責任であると私は考えています。】

 私の場合もこのブログのプロイール欄に私自身のバックボーンと経歴等を載せています。

プロフィール
高校卒業後、専門学校に進学し柔道整復師となり整骨院に勤務。体に対する様々な不調に対して施術を行う。その後、教員免許を取得し専門学校にて整骨院等で勤務するために必要な医学知識と技術を教えるための教育者となる。教育活動の傍ら、トレーナー活動や公...

 一方的に言いたいことをSNSに発信する行為はときに人を騙し、詐欺に近い行為になることもあります。
 情報リテラシーの観点からも情報を受取る側が信頼に当たる情報なのかを判断するする為に発信者のバックボーンや資格などは明確にするべきだと思います。

餅は餅屋

 情報発信についても餅は餅屋ですね(笑)

 その道のプロでないと分からない真実はたくさんあると思います。整骨の技術も鍼灸の技術も実際に業務に携わらないと理解できないことは多いです。それと同じく様々な分野についてもその道のプロが長い期間行って初めてわかることも多くあります。
 私達はネット上に無数にある情報の中から適切で正確な情報を手に入れる能力が必要です。そのために、常に情報発信者のバックボーンを探り専門性が必要な情報については適切な教育や経験を有しているのかを受け取る側は慎重に選別する必要があります。

 柔道整復師の業界は情報を発信する側も情報を受け取る側も情報リテラシーについてもう少し学ぶべきかもしれません。

 柔道整復師は利益を追求するあまり、正しい情報発信について疎かになりすぎています。これは業界の発展を妨げる要因になっていることも理解する必要があります。

厄介な柔道整復師 

 一部の柔道整復師は、誤った認識や偏った考えから、自分の考えは常に正しいと考えている方も多いように感じます。 

 その例として、自分たちの業界のことに口を出されると反論するのに、他の分野の事は解っているつもりで評論家のように意見を言う。。。。

 そんな柔道整復師の方を私はよく見かけます。

 いつから柔道整復師はそんなに偉くなったのか。。。。いつから柔道整復師は医師よりも人の身体について理解できるようになったのか。。。。。。

 私にわかる事は人体の基礎的な機能と構造です。それに専門的に勉強した運動器とスポーツ科学の知識しかわかりません。柔道整復師の方は急性外傷が專門です。それをどこでどのように手に入れた知識かわかりませんが、正しい知識なのかの検証も行わないで意見を言うのは、柔道整復師の傲慢と偏見から来るものだと私は考えています。

 この業界をよくするためには、今一度自身を見つめなおす必要があるのかもしれませんね。

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